オーストラリアの滞在が長期になる場合、現地の銀行口座を持つべきかどうか悩んでしまいますよね?答えは簡単、Yesです。最近ではデビットカードやマネパなど、現地ATMから現地の通貨を引き出せるカードもありますが、利用するたびに手数料が発生したり、為替レートにより引き出し額が異なったりします。短期の旅行であれば便利なツールかもしれませんが、ワーキングホリデーや学生ビザの方は、長期滞在になるので、現地の銀行口座を開設しておくほうが、長い目で見るとお得になります。いずれにしても働き始めたら、会社から給与が振り込まれる口座が必要になります。デビッドカードは緊急時に利用して、現地銀行口座は普段使いに…という風にをうまく使い分けていきたいところですね。
オーストラリアには4大銀行と呼ばれるメガバンクがあります。世界に進出しており、日本にも支店がある銀行もあります。
Commonwealth Bank of Australia (CBA) コモンウェルス銀行 |
口座維持費 月4ドル 日本支店あり 利息2.51% /年 Master debit card |
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Australia and New Zealand Banking Group (ANZ) オ―ストラリア・ニュージーランド銀行 |
口座維持費 月5ドル 日本支店あり 利息2.55% /年 Visa debit card |
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National Australia Bank (NAB) ナショナルオーストラリア銀行 |
口座維持費 月0ドル 日本支店あり 利息2.4% /年 Visa debit card |
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Westpac Banking Corporation (WBC) ウエストパック銀行 |
口座維持費 月5ドル 日本支店なし 利息2.51% /年 Master debit card |
4銀行ともオーストラリア主要都市から小さな町まで支店を展開しており、ATMは10,000機以上設置され、駅周辺、ショッピングモール、街を歩けば見つけることができます。Commonwealth Bank、ANZ、NABは日本に支店がありますが、Westpacはありません。ANZであれば手数料を支払うことにより、日本から口座を開設できるようです。ただ、基本的な英会話をおさえれば、現地オーストラリアにて口座開設できるので、留学費用をセーブしたいという方は、現地での作業がお勧めになります。
口座維持費が気になるところですが、NABは条件なしに月額維持費はかかりません。他銀行は、学生であることを証明すれば無料になるようです。学生証やeCOE、ビザの証明などを提出しましょう。
オーストラリアの銀行口座開設は、とても簡易に行うことができます。入国して6週間以内であれば、基本的にはパスポートと住所、マイナンバーで開設できます。学生の方は証明できる書類を準備して、最寄の支店に行きましょう。住所はATMカードが発送される受取先になります。カード発行までにおよそ1週間かかりますので、 確実に受け取ることができる住所を記入しましょう 。ホームステイや学生寮、また学校によっては留学関係書類であれば、受取をサポートしているところもあるので事前に伺っておきましょう。
また、 開設時にマイナンバーを聞かれることがあります。 事前に自分のマイナンバーを確認しておきましょう。
口座開設のステップとして、現地携帯電話番号にテキストメッセージ(SMS)経由で、認証コードが送られます。承認作業をすることにより、さまざまなサービスを利用することができるので、 携帯電話は口座開設の前に契約をしておくほうが、手続き上、迅速 です。
必要書類が整ったら、いざ最寄の支店へ向かいます。特に予約は必要ありませんが、混んでいるようであればその場で次回の予約をすると良いですね。オーストラリアの行員は、英語が母国語ではない顧客も日々対応しています。基本的な単語と、会話をおさえておけば、英語が初級の方でも、口座開設自体は決まったルーティンになるので、お互いにとって難しい作業ではないでしょう。
口座 | bank account | 月額維持費 | monthly fee |
普通口座 | savings | 名義人 | account name |
定期預金 | term deposit | 名義人住所 | account address |
利子 | interest | 口座番号 | account number |
入金 | deposit | 支店番号 | BSB number |
引出し | withdraw | SWIFTコード | SWIFT code |
海外送金 | international transfer | 受取先住所 | postal address |
ステップ① 整理券をゲット
円滑なサービスを提供するべく、整理券を導入している支店が多いです。『open bank account/口座開設』という項目があるので、ボタンを押して整理券を受け取りましょう。Teller(窓口)にそれぞれ窓口番号が振られており、整理券に記載された番号が呼ばれたら、指定されたTellerまで進みます。
ステップ② 口座開設
Teller(窓口担当者)にパスポート、住所、学生ビザ書類を出しましょう。住所はあらかじめメモに書いておくと良いですね。必要書類を渡すことにより、先方が理解してくれるので、聞かれる質問も確認事項程度になります。
“I would like to open a bank account.”
『普通口座を開きたいのですが』
“How long are you going to stay in Australia?”
どのくらいの期間オーストラリアに滞在しますか?
“I’m going to stay for one year.”
1年滞在する予定です。
“What type of visa do you have?”
何のビザをもっていますか?
”I have a student/working holiday visa.”
学生/ワーキングホリデービザです。
ステップ③ 契約書署名
自動的にSavings(普通口座)とOnline bank account(インターネットバンク)の2つ口座が開設されます。オーストラリアでは、携帯のアプリで簡易に入金・送金ができるシステムが主流となっているためです。各口座の契約書に署名(signature)する時は、パスポートと同じものにしましょう。漢字であれば漢字の署名になります。
“Could you please sign here?” “May I have your signature here?”
署名をいただけますか?
“How much do you charge for a monthly fee?”
どのくらい月額維持費がかかりますか?
”Is there any way you can waive the monthly fee?”
維持費を無料にする方法はありますか?
“How long will you take to deliver the ATM card?”
ATMカードはどのくらいで発送されますか?
ステップ④ 初期設定
口座開設後、入金することにより稼働(Activate)します。普通口座とインターネットバンク口座の両方に入れますが、金額は任意になります。50ドル~100ドル求められることがあるので、準備しておきましょう。もし手元にたくさん豪ドルがあり、持ち歩くのが不安であれば、この場で入金することもできます。
“Now we are going to activate your account. How much would you like to deposit?”
口座は開設できたので、稼働させます。いくら入金されたいですか?
“$50 for each account, please.”
50ドルずつ各口座へお願いします。
口座開設中に利息や、月額維持費、サービスについて説明をされます。質問や内容について確認するには高い英語力が求められますが、国際的な巨大銀行ですので、『ローンを組まされる』『高額商品を買わされる』といった心配は必要ないでしょう。行員も留学生であることを考慮して開設をサポートします。ポイントだけしっかり押さえれば、初心者でも簡単に開設できるので、勇気を出して足を運んでみましょう。
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