海外へ留学するなら専門的な勉強だけでなく、お仕事にもチャレンジしたいものです。オーストラリアでは、ワーキングホリデーはもちろん、長期滞在の学生ビザ保持者も働けることが魅力です。語学学校の生徒も含まれるので、他国のビザルールと比べると、オーストラリアは留学生にとって生活しやすい環境といえます。ここでは日本人留学生に人気の仕事をトップ5をピックアップしていきます。
オーストラリアは健康志向が高まり、今日本食ブームです。都市部であれば常に求人が出ており、必要最低限の英会話力があれば、すぐに働くことができるでしょう。日本食なのでメニューを覚えやすいことや、手際のよさ、接客サービスの質、これまで培った日本人スタンダードを職場で活かすことができます。また、経験がないと仕事が探しづらいオーストラリアですが、日本食レストランであれば、未経験者からスタートできることも魅力的です。
オーストラリアの最低需給は20.33ドルですが、『キャッシュインハンド』といって賃金からあらかじめ税金を引いた手取りで給与を支払う店もあります。15ドル前後が相場ですが、その場合、日本の確定申告にあたるTax Returnを申請することができません。本来ならば、所得税を納めすぎていた場合、税法に沿って手続きをすれば還付されます。ワーホリで渡航して取り急ぎの生活費が必要だったり、掛け持ちのサブのバイトとして続ける分にはよいかもしれません。長期滞在であれば、ここをきっかけにして、次にステップアップしていきたいところですね。
ワ―キングホリデー1年目に、政府指定の地域で88日以上の季節労働をすることにより、2回目のワーキングホリデーを申請する権利を得ます。セカンドワーホリとして知られていますが、ファームでの仕事を中心にして、日数を稼ぐ方が多いです。農業は自然や気候、その年の作物の出来により仕事量が異なります。セカンドワーホリを視野に入れている方は、余裕をもってファームジョブを開始しましょう。
2019年7月1日以降より、2年目のワーキングホリデービザ滞在中に6カ月以上の季節労働をすることにより、3年目のサードワーキングホリデービザの申請が可能になります。より長く滞在されたい方は、セカンドワーホリ時にもファームジョブを計画的に組み入れましょう。
ファームでの仕事は、作物を収穫するピッキングと、箱に詰めて出荷準備をするパッキングがメインになります。作物によっては、かなり体力勝負の力仕事になるので、女性であればパッキングに配置されるファームもあります。人気なファームジョブは、ブラックベリー、ストロベリー、チェリーやマンダリンなどです。
ウェブサイトを利用すると、季節によってどの地域で作物が収穫されるか、また求人を出しているファーム情報を掲載しているので、直接連絡を試みることができます。宿泊先は農場近くのバックパッカーで、滞在費や交通費は自己負担になるケースが多いです。給与は歩合制と時給制があります。
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観光大国オーストラリアは、高級ホテルやファミリー層向け、バックパッカーなどあらゆるタイプの宿泊施設がそろっています。ハウスキーピングやレストラン、バーのカジュアルジョブは常に求人が出ています。ローカルでの仕事になるので、語学学校であればUpper Intermediate以上の英語力が必要になるでしょう。ウェブサイトから直接ホテルへ応募することもありますが、経験が求められるのでハードルが高くなります。ローカルの派遣会社に登録して、働くというスタイルが主流となっており、ワーホリであれば、韓国系や日本エージェントを経由して『手配料』を支払い、斡旋してもらうケースが多いかもしれません。給与はオーストラリアの最低時給+ポジション+経験値になり、平日18~22ドル、土曜24~27ドル、日曜30ドル以上となり、祝日はダブルペイとなるので、50ドル近くなることがあります。リゾート地のホテルであれば、日本人ヘルプデスクで働くチャンスや、ツアーガイドといった異なる部署での活躍も期待できます。
- 英語力中上級以上~
- 経験者が有利
- 税法に沿って、ポジションに見合った給与が支払われる
- カジュアルでも年金などの福利厚生がある
体力に自信があるという方は、日系の引っ越し業者やドライバー、倉庫卸管理スタッフがおすすめです。男性も多いですが、女性のドライバーさんもなかにはおられます。ユニフォーム支給、最低時給以上、会社によってはランチがついていたりします。英語力はさほど必要ありませんが、国際運転免許あるいは日本の免許を書き換えたものが必要となります。身分証明書としても使えるので、ドライバー業を視野に入れておられる方は、あらかじめ日本で国際運転免許を発行しておくと便利ですね。最近では東京にも進出している人気レストランの配達サービス『UberEATS/ウーバーイーツ』のドライバーに登録して働く留学生もいらっしゃいます。フレキシブルに自分の空いた時間に働けること、知らない町で新しい発見ができたりと楽しいかもしれませんね。
オーストラリアはコーヒーを飲む習慣が定着しており、カフェでは平日の朝はオフィスワーカ―たちが、土日は友人や家族で賑わいます。カフェで働くのに特別な資格は求められませんが、留学生であれば最低でもバリスタコースとお酒をサーブする資格(RSA)を取得しておく必要があるでしょう。それでもホスピタリティ業での経験値がある程度ないと、厳しいかもしれません。探し方としては、何十件も履歴書を配るというアナログな方法がわりと効果的で、ポジションが空いてなくてもまずはディッシュウォッシャーからスタートしたいという熱意で雇ってもらえたケースもあります。あるいは人脈を活かし、友人や知人を通して仕事を見つける方もおられます。シフトの交渉や自分をアピール、そしてスタッフをはじめ完全ローカル環境になるため、最低でもUpper IntermediateからAdvancedレベルの英語力が求められます。給与は、平日22ドル~25ドルが相場となり、チップも期待できるので、留学中にぜひチャレンジしたい職種ですね。
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仕事の探し方はウェブサイトを利用して、希望の会社に履歴書をオンラインで送ることが一般的です。ローカルのウェブサイトには、あらゆる職種の求人が掲載されていますが、もちろん英語表記になり、Eメールや電話、インタビューもすべて英語になります。資格、条件、雇用形態など応募条件をしっかり確認しましょう。ダメ元でもチャレンジすることにより、ローカルで働くというチャンスは少なからず生まれます。なかには100件以上も応募したという強者もいらっしゃいますよ!
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